通常の狩猟期間は11月から翌年の3月までですが、農作物の育成・収穫期間である春から秋までを市町村で「有害鳥獣捕獲期間」に定め特別に「農林水産業に係る被害の防止」を目的として捕獲活動を行っています。
特に被害が多いイノシシ(700頭)・シカ(1500頭)を重点捕獲目標として、箱わな・囲いわな・くくりわなを設置し班(猟友会新温泉支部79名)で実施活動しています。(2021年現在)
他の種類はツキノワグマ(30頭)・アライグマ、ヌートリアも捕獲目標に許可証が交付されます。
棕櫚並木の里では、箱わな 3基 くくりわな 8基を仕掛け捕獲準備をします。
捕獲時の準備品
1.デジタルカメラ
捕獲動物証明写真撮影用
生存時捕獲状況・捕獲具及び
止めさし後捕獲者と捕獲動物、表示板証明撮影用
2.電殺機(バッテリー式)
止めさし用
3.スプレー缶
捕獲動物に捕獲者番号を記入用
4.剪定ハサミ
動物の尻尾を切断し捕獲証明
5.チャック袋
切断した尻尾入れ用
6.表示板
次の画像の内容記入
捕獲動物の処置について
①利用(ジビエとして処理加工)
②埋設処理
③処理センターへ搬入
【役場 農林水産課へ捕獲報告】
捕獲数日後に提出
1.捕獲状況写真 1枚
捕獲者・動物・表示板写真 1枚
2.捕獲動物の尻尾 1ヶ
3.報告書
上記の画像に各項目を記入
私自身は鳥獣保護法や動物愛護の観点からも、どうしても積極的な狩猟者ではありません。
しかしながら農業者の立場から農作物に被害を及ぼす害獣駆除をしなければなりません。
害獣の捕獲と同時に害獣からの被害防御のために圃場外周全て、電気柵で囲いを設置作業をする労力・電気柵の配線下部の草刈作業での管理など手間が非常にかかります。このような作業も農業の一部の作業なのだとご理解ください。
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